
手製本ノートの用紙選び:目的別の考え方
- 執筆:
- Happy Cloud Crest
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手製本ノートをつくるとき、綴じ方と同じくらい重要なのが用紙の選択です。どんな筆記具を使うか、どんな用途で使うかによって、適した紙は大きく変わります。工房で扱う用紙の種類を例に、選び方の考え方を整理します。
万年筆・ガラスペンを使う場合
万年筆はインクの量が多く、紙への浸透が速いため、にじみやすい紙との相性が悪いです。手製本ノートで使うことが多いのは、トモエリバー52g/m²です。薄口ですが繊維が密で、インクが表面に留まりやすく、裏抜けもほとんどありません。
越前和紙も万年筆との相性が良く、和綴じ日記帳にも向いています。紙の表面に微細な凹凸があり、ペン先が引っかかる感触を好む方に向いています。
鉛筆・色鉛筆を使う場合
鉛筆は紙の表面の粗さ(歯)が大切です。表面が滑らかすぎると鉛筆の粒子が乗りにくく、描き心地が悪くなります。中性紙80g/m²は鉛筆との相性が良く、消しゴムをかけても紙が毛羽立ちにくいです。
色鉛筆で重ね塗りをする場合は、少し厚めの用紙(100g/m²以上)を選ぶと、紙が波打ちにくくなります。
水彩・絵の具を使う場合
水彩には専用の水彩紙が必要です。スケッチブックには300g/m²の水彩紙を使っています。厚みがあるため水を多く含んでも波打ちにくく、乾いた後も紙が平らに戻ります。
屋外でのスケッチには、もう少し軽い水彩紙が向く場合もあります。厚みと描き心地のバランスはご希望によって変わるため、使い方を伺ってからご提案します。
用紙選びに迷ったときは、ご希望の方には、用紙のサンプルを触って確かめていただけるよう事前にご相談ください。どんな筆記具を使うかを教えていただければ、合う用紙をご提案します。
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